フィルム写真と旅する

地方に暮らす写真好きの日常

秋、散りゆく季節

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秋という季節に、初めから名前はあったのだろうか。夏と冬、両極端な季節に挟まれて、何とも言えない時期を指す言葉の代わりという気がしてならない。

消えていく秋

それでも秋は大好きな季節です。一年の中で一番いい季節だと思う。何がいいって、夏の暑さが引いて外を歩きやすくなる。日射しの丁度いい日には写真を撮るのに適している。夜が長くなってつい夜更かしをしてしまう。映画や音楽や読書を静かに楽しめる。休日は旅行をしたくなる。食べ物が美味しい…等々。

子供の頃は9月が終わると外の空気も冷えて、本格的に寒くなるまでは過ごしやすい日が続いていた記憶があるのだけど、ここ十数年位は夏がひと段落したかと思うと急に寒くなっているような気がする。かと思えば11月や12月にも夏のような日射しの差す暖かい(暑い)日があったり。この国から秋が消えてしまうとしたら寂しい限りです。

散っていく季節

春と夏は「生命の息吹と躍動」の季節だとすると、秋は「寒い冬に備えて散っていく」季節です。育ってきた命が少しずつ時間をかけて、或いは一斉に散って消えていく。透明さを感じる冷えた空気と一緒に、夕暮れの時間がとても美しく思えるのは、秋という季節と夕暮れの光の相性が良いからかもしれません。夕暮れを写真に撮った時に一番きれいに写るのもこの季節です。

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ああこんなにも沢山の終わりがあるんだ。今年もあと少しだな。何だかんだで早かったな。家でゴロゴロしてたら終わっちゃったな。