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フィルム写真と旅する

地方に暮らす写真好きの日常

夢の続きを見ている

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朝、目覚ましの音に起こされて目を開けて、スイッチを止める。また眠りにつこうとする。もう起きなければならないのに、まだ眠っていたい。少なくとも布団から出るなんて選択肢、頭の中には無いんだから。

いつまでも寝ていたい

春とか暖かい季節の朝は目覚めがいいのに、冬はいつまでも寝ていたい。

早起きはできない。カーテンからいい感じの光が差していても、あと10分、あと30分、1時間と眠ってしまって、気持ちのいい午前中を逃してしまうことが何度もあった。

寒い日の朝は、10時位まで寝ていたい。ずっと夢の中にいる。夢の中で僕は、見たことのない風景を目にしている。見たことのない筈なのに、どこか懐かしい気持ちになる。

見覚えのある夢

心の中で覚えている、朝焼けのような、夕暮れのような光を前にしている。高い丘の上から、足元に広がる金色の街を眺めている。それは今までに何度も見たことのある夢だった。

見覚えのある夢を繰り返し見る。どこかの街を眺めている。スーパーマーケットの中を追いかけて(追いかけられて)いる。古いマンションの階段を駆け上がって(駆け下りて)いる。目の前の女性の像が二重に見える。

小学生や中学生の頃のクラスメートが登場して、物語は進む。いつの間にか登場人物が入れ変わって、物語も場所も切り替わる。女性はどこかへ消えてしまう。

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夢だと気づきながら

目覚めた後に思い返すと変な夢なのに、夢を見ている間は真面目に物語が進んでいる。

これは夢だと頭の中で半分気付きながら、物語の一部になって楽しんでいる。夢の中で体を動かし、時には走ったり激しいアクションをこなしながら、もう一方でそんな状況を冷静に捉えている第二の自分に気づく。

分かれているのだ。と思う。何に?まだ夢の中にいたい自分と、もうすぐ起きないとと気づいている自分に。いつまでも夢に引っ張られてしまうと、きっと抜け出せなくなる。

心地良い夢の原因

心地のいい夢も、怖くて逃げ出したくなる夢も、どちらも現実の僕を離さずにいたくて、だから戻りたくなる懐かしい風景を見せたり、会いたかった人と話をさせたりしているのだ。

そう考えると、現実生活で疲れていたり、つらいことが重なっている時の夢は魅力的だったり、堕ちていくような甘さを感じるものだったりしませんか?

目覚めのいい朝より、いつまでも布団の中にいたくなる冬の朝に、懐かしい人に会う夢をよく見る気がするのです。

本当はまだ夢の中

今こうして画面を見ている貴方も、本当はまだ夢の中にいる。

起きたつもりの冬の朝も、仕事へ向かう電車や車の中でも、窓越しに目にしている街も、会いたかった目の前の人も、本当は夢の映し出した投影なのかもしれません。

お題「冬の朝」