フィルム写真と旅する

地方に暮らす写真好きの旅と日常

海と山に囲まれた地方の街から、ブログを書いている

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海と山に囲まれた地方の街から、写真を撮ってブログを書いています。
街の真ん中には川が流れて、海側には工場が立ち並んでいます。

必要なものは大体揃っていて、娯楽は殆ど目にすることがありません。
楽しそうな場所が出来ては消えて、また出来てはいつの間にか消えていきました。
海で遊ぶか、山で遊ぶか、郊外のショッピングモールに行くかといった場所です。

街が元気だった頃

子供の頃はショピングモールなんて無くて、街の商店街がまだ元気なのでした。
小さな個人の店が連なって、学校の帰りに通っていたアーケードには多少の人通りがありました。
商店街の中には街で唯一の映画館があって、見たい特撮やアニメ、洋画のアクションやSFをよく観に行っていました。

他に娯楽が無いので、子供達は外に出て遊ぶか、家の中で遊ぶということになります。

僕はその両方でした。何人かで集まって外で遊ぶグループも、数人で誰かの家でゲームをするグループもあったけど、僕はどちらにも属することが出来ず、外に出るのも好きだし、映画と本だって好きな子供時代を送りました。

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何もない場所から

月日は経って、住んでいる地域も見ている景色も変わったけれど、海と山に囲まれて、川が流れて工場のある地方に住んでいることに変わりはありません。

考えてみると日本にある地方の街というのは、規模の差はあっても大体が同じつくりなのではないでしょうか。

自然に囲まれて、その隙間を間借りしたかのような街に住んでいます。
やはり娯楽はありません。
休日、外で遊ぼうとするとレジャーな感じになります。この一見何も無い場所から写真を撮って、こうしてブログを書いています。

欲しいものが見えてくる

何も無いから、自分の欲しいものに純粋になれる。
こんなことがしたい、あんなことがしたいが次々と生まれる。
イメージする時間はたっぷりとあるから、後は行動するだけ。

このシンプルな感覚がとても好きです。

思い返せば、学校の帰り道、太陽の沈んでいく西の空を眺めながら歩いていました。
ただ眺めるだけではなく、あの空の向こうにある街のことや、山の向こう側の景色のこと。
耳には届かないけれど、幾分離れた場所にある海の音。

まだ見たことのない景色、まだ会ったことのない人、今目に見えている街のこと。

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目に見えないものを想像する

海と山と、そして空の景色を眺めながら、頭の中には未知への空想や想像がありました。
目に見えているものから、目に見えないものを想像する。
それが僕にとっての娯楽であり、映画や本はまだ知らない世界へ連れて行ってくれる乗り物なのでした。

写真を撮るようになって、ブログを書くようになって、僕も自分の乗り物を手に入れたような気持ちです。
それは自分一人で走ることも出来るし、誰かを乗せて一緒に走ることも出来る。
自由にどこへでも行けるようになって、疲れたなら休むことも出来る。

海と山に囲まれた場所に、何も無いけど光はある。
街へ出れば人がいる。
手にはカメラを持っている。もう何でも出来ますよね。

家の近くの公園に、梅の花が咲いていました。
春はすぐそこまで来ています。