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フィルム写真と旅する

地方に暮らす写真好きの旅と日常

平日の夜、空白の時間に溶ける

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平日の夜、空白の時間に溶ける。
物心ついた時から僕たちは、いつも何かと何かの間の時間を生きてきました。

学校と学校の、仕事と仕事の、勉強と遊びの、人と会う約束からひとりになるまでの、ひとつの予定から、次の予定までの時間を過ごしてきました。

このブログを書いている今も、仕事と仕事の間の時間を過ごしています。

画面を眺めている人も、音楽を聴いている人も、何かを作っている人も、学校や仕事の間の時間を、もしくは何もない日から何もない日の間の時間を過ごしています。

物事と物事の間で

物事と物事の間の時間に、僕達は何が出来るだろう。どこまで行けるだろう。

寝ている時間をカウントに入れても、次の朝が来るまで時間に余裕がある人もいれば、家に帰ってお風呂に入って寝るだけの人もいます。

1時間が1時間どおりに感じられる人もいれば、1時間が3時間分くらいの濃さの人も、数分で過ぎていく感覚の人もいるでしょう。

空白の時間を空白のまま過ごす人。新しく別の予定を入れる人。
何はなくても何となく過ごす人。

それぞれ違う時間の密度の中に、それぞれの好きな時間の過ごし方があります。

夜に溶けていく時間

平日の夜は、次の日の仕事が来るまで、ずっと楽しいことをしていたい。
音楽を聴いても、映画を観ても、本を読んでいても、机に向かってキーを打っていても。

どの音楽を聴こうか、どの映画を観ようか、本に書かれている文字のひとつひとつを追うのも、毎日のことだけど特別なことです。

カーテンを開けて、窓の外を眺める。
夜の明かりの風景はもうずっと、何年も長いこと変わらないまま。

居心地のいい場所だけど、住み心地のいい街だけど、いつか変わる。
変えてやるぞという気持ちで、今日も夜を過ごしています。

平日の夜を旅する

朝は起き上がって、流れていく時間に向かって進んでいくイメージだけど、
夜は決まった場所に留まって、静かに深く潜っていくイメージ。

まだ見たことのない地下へ向かって掘っていくイメージ。
きっと懐かしい景色が待ってる。

見たかった、会いたかった、触れたかった何かが待っている。
映画や音楽や本から吸収したものと、自分の心と一緒に沈んでいく。

沈んだ先が地球の裏側でも、どこか別の星の表面でも、
辿り着いた場所で、平日の夜の時間の続きをしよう。

さあ、今夜はどこまで行けるかな。