フィルム写真と旅する

地方に暮らす写真好きの日常

週末は夢中で写真を撮っている。本当の夢を見るように。

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ここのところ週末は何をしていたかなあと思い返してみると、やっぱりフィルム写真を撮っていました。毎週末、休日はカメラを持ってどこかへ出かけています。ここ何年もずっと。

これが撮りたい!この場所のこういう景色が撮りたい!という気持ちが強くあるわけではなく、休日は朝ゆっくりと起きて、掃除や洗濯をして、昼ごはんを食べて、部屋でゴロゴロして、昼過ぎや夕方近くにようやく外に出る、という日が多いです。

一日の出来事をフィルム写真に残す

ふらっと出かけた場所で、偶然出会ったものを写真に収めるのが好きです。
カメラが好きで、写真を撮るのが好きで、どこかへ出かけて写真を撮りたいなあと考えて一週間を過ごして、実際にシャッターを切るのはほんの一瞬。

カメラが無くてもスマホがあれば誰にでも出来ることです。
でも自分の目で見たものをファインダーとレンズに置き換えて、一日の中の出来事として写真に残すのは自分だけにしか出来ません。

撮った写真がどんな写りになっているかは、目の前に見えている風景を写した時の光の加減と、絞りとシャッタースピードの味付けと、フィルムの具合に任せるのみ。
そんなシンプルで、奥深い世界をとても気に入ってます。

夢を記録するように

心惹かれる風景を撮っている時間は、夢を見ているよう。
夢から覚めた時、いいなあと思えた気持ちを忘れないよう持っておきたくて、本当に寝て見た夢を記録するように、写真を撮っています。

呼吸をする、水を飲む、ご飯を食べるのと同じように、シャッターを切る。写真を撮ることは、もう特別なことでもなんでも無くて、暮らしの中にある夢のひとつです。

ファインダー越しに見る夢

今のところ平日に写真を撮ることは少ないので、週末によく見る夢の世界。
訪れた場所で、視線の先にあるものも、レンズの先にあるものも、日常と同じ地続きの世界。

いつも目にしている風景の筈なのに、カメラを持っている週末の時間というだけで、輝く光が空から降り注いでいるというだけで、視線の先に撮りたい人が立っているというだけで、日常の風景はフィルムを通した夢の世界へと変わります。

現実の、日常の続きの道を歩きながら、心を惹かれた時、ファインダーを覗いた時、夢の世界の入り口に立っている。

シャッターを切る前のほんの一瞬、わずか1秒、0コンマ何秒の時間、写真を撮る人は、目に見えているものと、心の中に見えているイメージの間に立っています。

記録の積み重ねが物語に

一瞬の夢をいつまでも、夢を見た後の人生が終わるまで、長い時間ずっと残る。
今週末も写真を撮ります。

フィルム写真を撮る。夢を切り取っていく。一日一日の記録が積み重なることで、意図せずただ自然に、人生の物語となっていくのです。