フィルム写真と旅する

地方に暮らす写真好きの日常

辿り着いて見た景色

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時間はかかったけど、子供の頃に描いた夢に少しだけ近づいた。10代の頃にイメージした理想の入り口に今立てているかもしれない。大人になってなりたかった自分に。そう実感する時はありませんか。

ここからでも、ここまででもない。生まれてから今までずっと一本の線で繋がっていて、始まりは意識が芽生えた頃。終わりはまだやって来ないから、外を吹く風と同じようにどこからかやってきて、どこかへと去っていく。知らない場所から、また次の知らない場所へ。

本当は小さな頃からいつも傍にあって、いつまでも気づかなかっただけ。変わったのは今まで自分一人の中で反芻していた気持ちを誰かに語りかけるようになったこと。話したい相手が出来たこと。伝えたい相手が出来たこと。そして本当に伝えたかったことはもう伝えられない。

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ゆっくりとしたペースで歩いてきました。沢山のものをファインダー越しに見て、写る人達の気持ちに触れて、ひとつひとつの瞬間から少しずつ確かな気持ちを貰いました。その反面、気づかずに落としてきたものも多い筈です。

明日も写真を撮ります。週末もどこかへ出掛けます。心から感情が生まれて、言葉に変わります。ずっと続けていくだけなんです。見たかった光景を写真に収めて、一緒に見たかったなあと呟きながら、それでも続いていくのです。