フィルム写真と旅する

地方に暮らす写真好きの日常

仕事帰りの空の下

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仕事の帰りに見た夕暮れの空がいい色をしてたので、これはと思い車を走らせました。

その日は丁度カバンの中にカメラを入れて出社していたのです。予感があったのかもしれません。

今日はいい夕暮れになりそうだなって、何となく分かる時があります。根拠は…空気の透明さと肌に感じる風の質です。

空が高くて広く見える場所へ。半分曇っていたけど、一日の最後の光は確かに輝いていました。

夏が終わって秋が近づくと、暗くなるのも早くなって、仕事帰りに夕暮れの写真を撮ることも難しくなります。

夢中で撮る時間

フィルムカメラを買ったばかりの頃は、今日のように仕事帰りによく写真を撮っていました。ファインダー越しに眺める風景のひとつひとつが新鮮に見えていました。

目の前の風景を撮りたいだけ撮って、次は何をレンズに写そうか。気づけば夢中で撮っていました。

今は写真フォルダには沢山の写真が入っているけど、当時は何が自分のお気に入りなのかも分からなかったので、いい!と思ったものをパシャパシャ撮るだけでした。

とても楽しかったのです。フィルムの枚数も気にせず、時間も気にせず心行くまで夕暮れの空の下にいました。

仕事帰りの空の下

今はシャッターの切り方を覚えているから、目の前の風景をただ撮っていた頃には戻れないけど、その日は意識して何も考えない時間が確かにありました。

好きな事を長く続けていくのに、時々必要な時間だなあと感じました。

夜になる前の、空も街も薄暗くなるこの時間が好きだった。

生きていく中で、この先何度も出会いたい。そんな空でした。

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