フィルム写真と旅する

地方に暮らす写真好きの日常

現実から遠く離れて

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現実から遠く離れて、見たことのないものを見に行く旅をしたい。行ったことのない所へ行きたい。いつも心の中にある願いです。

先立つものはまだ無いけれど、そう遠くない将来、行きたい場所へ行くための旅に出ます。あるのは根拠の無い自信と、自由を手に入れた未来の姿。それだけあれば充分です。

朝早くに目が覚めて、カーテンから入る光を確認した後ゆっくりと起きて、窓を開けて外を吹く風を浴びる。ベッドの上でもぞもぞと動いて、眠りと目覚めの間を楽しんで、身支度をしたら外へ出よう。

動き始めたばかりの街に日が差して、一日の始まりの光を写真に収めたら、行ったことのない街へ行こう。会いたかった人に会おう。撮りたかった風景と一緒に、隣にいる人を撮ろう。お昼になってご飯を食べたら買い物をしよう。

昔からある街のカメラ屋に行こう。期限の切れそうなフィルムを見せてもらおう。沢山のフィルムカメラを手にとって、欲しいけどまだ買えないなあなんて言って。本屋に行こう。公園に行こう。喫茶店に入ろう。

夕暮れが近くなったら街を抜けて、海へ行こう。西の空に光が沈んで、昼と夜の、僕と私の、過去と未来の境界が曖昧になる時間に、写真をたくさん撮ろう。

心が満たされたら部屋に帰って、夜ご飯を食べてゆっくり過ごそう。一人でもいいけど、話し相手がいるといい。ゆっくりと眠りにつくまで、とりとめの無い話をしたり、映画を見たり、音楽を聴いたり、買ってきた本を読んだりしよう。

誰かにとっては夢の果てみたいな話も、別の誰かにとっては現実の続きかもしれません。子供の頃から映画の世界の中に入りたかった。終わりの無いロードムービーのような、夢みたいだけど、現実から遠く離れた場所で起こっている物語です。