フィルム写真と旅する

地方に暮らす写真好きの日常

local state survivor

f:id:andtr:20180131001913j:plain

人と違うことをやっていた方がきっと面白い。人のやらないことを続けていた方が最後には面白くなる。周りの世界を眺めて、好きなことを自分のフィルターを通して表現するのは何より楽しくて、最高にやり甲斐があります。

残され島を出て、数々の冒険をして、大きく成長した少年はまた残され島に帰ってきます。残された街に生きて、人々の表情を写真に撮って、枯れていく寂しさと少しの希望、そして明日へ繋がる自由を想いながらまた次の街へ旅をします。

f:id:andtr:20180131001949j:plain

旅は続きます。部屋の中にいても心の旅は続いていて、仕事の後の夜もイメージの旅が終わることはありません。僕たちは皆、日々新しい扉を開け続けて今日ここにいます。どこにいてもゼロから何かを創り出し、発信することを止めません。

穏やかな風が流れます。遠くから波の打ち寄せる音が聞こえます。山の木々が揺れる音が耳に届きます。やがて人々が眠りから覚める音がして、次の街に辿り着きます。

f:id:andtr:20180131002013j:plain

過ぎ去った日々は二度と戻ってこなくて、僕たちは戻らない日々を思い返しながら今日を生きています。1分前だって、1秒前だってもう過去です。風や波の揺らぎ、木々や街の音に耳をすましている間にも過去は増え続けていきます。

時間の進むのは止められないけど、生きた時間を残すことは可能です。そう、人は時間を形にして残しておけるのです。人生のある瞬間の感性を、特別な日の感覚をイメージに変えて残すことが出来ます。言葉、文章、絵画、彫刻、写真、音楽、映像、舞台、建築、空間。芸術と呼ばれるものを僕たちは人生の中で残すことが出来るのです。

f:id:andtr:20180131002030j:plain

もう残していくしか無いんだと思います。たった一人でも、誰かと一緒でも。後に残るものをひとつでも多く。時間の経ったあとに心が過去に触れられるように。

現在は手の中にありました。あなたの住んでいる所にも。そして未来は視線の少し先、頭の中で描いたイメージが未来を形作るのです。

僕の住んでいるのは地方の街です。寂れていく地方の街にもイメージが見えるなら、未来へ続く光も生まれるかもしれません。

Solid State Survivor

Solid State Survivor

 

今回のタイトルの元ネタであるYMOの1979年のアルバム。大好きな楽曲達です。当時の現在から未来の音楽を作った人達の感性が詰め込まれています。

芸術とは揺らぎを形にすることなんだなあと感動を覚えた作品です。