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OLYMPUS XA3 コンパクトなデザインのお散歩カメラ

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OLYMPUS XA3 コンパクトなデザインのお散歩カメラを紹介します。

鞄に大きいカメラを入れておくより、首から下げて持っておくより、ポケットからサッと出して撮りたい時がある。

OLYMPUS XAシリーズは散歩中、上着のポケットに忍ばせて、街中で素早くスナップを撮るのに丁度いいフィルムカメラです。

SF映画の中から抜け出したようなデザイン

現在までに生産されたフィルムカメラを眺めていると、今から何十年も前に作られたデザインから懐かしさを感じるものが多いのですが、OLYMPUS XAシリーズは今見ても古さを感じない、SF映画の中から抜け出したようなデザインとなっています。

赤いシャッターボタン、フィルム巻き戻しレバー、フラッシュ、クォーツデート機能。

カメラに必要な要素を小さいボディに詰め込みながら、無骨にならずに近未来感を印象付けているのは、やはりOLYMPUSロゴの入ったドーム型の前面カバーです。

リドリー・スコットやロバート・ゼメキス監督のSF映画に出てきてもおかしくないようなデザインだと思いませんか…?

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フラッシュを取り外して更にコンパクトに

カメラ本体の横に付いているフラッシュ部分は取り外すことが出来ます。フラッシュの要らない昼間や、明るい場所を撮る時は外しておいて問題ありません。

フラッシュを取り外すことで更にコンパクト(横幅 約10.5cm)になります。手の中にすっぽりと収まるサイズです。

Nikon F3のような丁度いい大きさのカメラはシャッターを切った時にしっくりくるのだけど、例えば普通車よりも原付バイクのような、スーツよりも気軽に着られるTシャツとジーンズのような感覚で写真を撮りたい時に、XAシリーズのコンパクトさが活きてきます。

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OLYMPUS XA3の特徴

OLYMPUS XAシリーズはXA、XA1、XA2、XA3、XA4と出ていて、ここで紹介するのはXA3です。

最初のXAのレンズは35mmF2.8でしたが、XA1でレンズの絞りはF4に変わり、XA2、XA3、XA4ではF3.5に落ち着いています。

露出は最初のXAのみ絞り優先AE、その後のシリーズはプログラムAEに変更されています。また撮影時のピント調節はXAは二重像合致式でしたが、XA3では3点ゾーン式となっています。

XA3の特徴はこの3点ゾーン式のピント調節です。一般的なカメラで写真を撮る時は、撮りたいものを見つけてファインダーを覗いてシャッターを押すのですが、XA3では撮りたいものを見つけた時に遠景(山のマーク)、中距離(赤い人のマーク)、近距離(人の上半身のマーク)のどれかにスイッチを合わせて、ファインダーを覗いてシャッターを切ることになります。

一眼レフのように、ファインダーを覗いてレンズのフォーカスを調節してピントを合わせる作業が無い代わりに、XA3では事前にピント調節のスイッチを3点のどこかに合わせておく必要があるのです。

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シンプル機能のコンパクトカメラ

フィルム手巻きレバーが付いていて、フォーカスも選択式。フィルム交換の出来る写ルンですのようなシンプルな機能ですが、カメラ本体の質感はプラスチック製ながらなかなかのものです。

ZUIKOレンズのカッチリとした中に柔らかみのある写りは、同時代に作られたオリンパスのカメラならではの懐かしさのある仕上がりになります。

そして何よりもこのコンパクトさ。しっかりとカメラを構えて撮る時とはまた別の、気軽に捉えられる一瞬を楽しめる、小さいながらも魅力の詰まったカメラです。

お題「カメラ」