フィルム写真と旅する

地方に暮らす写真好きの日常

休日の朝の理想的な過ごし方

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休日の朝の理想的な過ごし方と言えば、早起きをして掃除や洗濯をする。戦隊ものとライダーとプリキュアを見る。人気のパン屋へ行ってみる。海へ釣り&レジャー。昼まで寝る等いろいろありますね。

貴重な休日の朝をこう過ごせば1日気分がいい、1週間だって乗り切れそうという、人それぞれの好きな過ごし方があります。

僕の好きな休日の朝の過ごし方のひとつに「旅行先で早起きをして、人のいない公園へ行く」というのがありました。

旅行先での朝食

旅行先での朝は早起きをしたくなります。ホテルに泊まっていると朝食バイキングや朝の定食が食べられるので、ホテルに泊まっている人に限って言うと皆割と早起きです。

朝食が始まったばかりの時間だし、都会のホテルでもないしまだ誰もいないだろう…ムフフ…と笑みをこぼしながらホテルのレストランへ行くと、大体もう人が来ています。パンなんかかじっちゃって。

和食の朝食があるビジネスホテルだと、大体白ご飯に味噌汁にシャケと納豆とあと一品二品ついてきます。

納豆をかきこみシャケをモグモグしながら(まだ眠いなあ。けどいい光が出そうだなあ。カメラを持って外へ出るかな…)と考えて、部屋に戻って準備をして外へ出かけます。

箱庭のような朝の街

早起きをして朝食をしっかり食べて、車で適当に走ったり街を歩いたりします。朝早くから開いているのはコンビニとモーニングをやっているお店くらい。

歩いているとすれ違うのは仕事へ向かう人か、おじいちゃんおばあちゃんくらいです。住宅街を横切ると微かなテレビの音や掃除機の音が聞こえて、ベランダで洗濯物を干している人を見かけます。

あとは静かな貸し切りのような街の中。眠りから覚めてはいるけど、まだ動き出していない休日の朝の街は、まるで大きな箱庭のよう。

近くに海があれば行きたくなるし、シャッターが閉まったままの商店街があれば歩いてみたくなるけど、光と気候が気持ちいいので、まだ人の少ない公園を探すことにしました。

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地方の街の、人のいない公園

平日は誰が利用しているんだろう。近所の人や子供たち、休日の昼になると家族連れがやってきて遊んでいるのだろうか。

住宅街の中の公園にしては広いけど、サッカーや野球が出来るような広さではない。遊具はある。ちょっとひと息つくのに最適の、不思議なサイズの公園があります。

近所に住んでいる人用の、地区の集まりや災害時の避難所、ラジオ体操に丁度いい公園です。おじいさんおばあさんが歩いていてもいい時間だけど、わざわざ休みの日に早起きして来るまでも無いのか、休日の朝は殆ど人がいません。

旅行で初めて来た土地だったり、何度か来た土地だったりするけど、特につながりのない街の小さな公園に、その土地とは関係のない僕たちみたいなのがいると「何で僕は今ここにいるんだろう」と考え始めるのですが、それが何とも言えず良いのです。

まだ動いてない街の、朝の空気が気持ちよくて、照りつける前の太陽の光も心地よくて、関係のない街の公園で大きく手足を伸ばしていると、これから僕たちはどこへでも行ける。ああ自由だなあと心から感じるのです。どこかから海の風がほんのり吹いているともう最高。

いつも暮している場所では無くて、ふらっと旅行でやって来た街の、どこでもない場所というのが良いのです。観光地や有名な公園じゃない方がいい。そこに暮している人が利用している、普通の公園が良いのです。

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休日の朝の理想的な過ごし方

朝の新鮮な空気を吸い込んで気持ちよくなったのか、一緒に来ていた被写体さんも隣で動き始めました。

公園に来る前に誘った時は「ねむい」「あつい」「やだ」「Zzz」といった調子だったのですが、選んだ場所がたまたま良かったようで、どうやら機嫌を直してくれました。

しっかり食べた朝ごはんがお腹の中を巡って、眠くなってそのまま寝てしまいそうになります。

思えばあの公園での光景も、理想のように静かな海からの風も、全部夢の中の出来事だったのかもしれない。そんな理想の休日の朝でした。