フィルム写真と旅する

地方に暮らす写真好きの日常

「ここにいてもいいんだ」と思える場所をつくる

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「ここにいてもいいんだ」と思える場所をつくる為に、僕たちは今日も歩みを進める。桜の咲く春を、体が熱くなる夏を、穏やかな秋を、雪の降る冬を。

いつもどこか足りなくて、いつか手にしたいと求めている。「ここにいてもいいんだ」と思える場所は、爽やかな風の吹く場所でした。

息の詰まりそうな環境

生まれ育った地域の中でも、新しい自分を夢見た街でも、今暮らしている家の中でも、息の詰まりそうな環境はあります。

いつも目にしている風景が、今の自分を縛るような気持ちになる。気心の知れた家族や友人も、今日来ている仕事場も、全て目の前にあるのに、全て受け入れられない時がある。

息が詰まる。息が出来ない。身動きがとれない。そう感じ始めたら、溜まり過ぎた空気を抜いてしまえるといい。何年か前は心地のいい場所だった筈なのに、月日が経つとまた新しい場所で、新鮮な空気を吸いたくなる。それは自然な流れです。

問題は息苦しいと感じているのに、息抜きが難しい今の状況にある。

朝起きて、顔を洗って、歯を磨いて、食べ物を口にして、仕事や学校へ行く準備をして外に出た時、一歩も前に進めないと思ったら、そのまま家の中に引き返してもいい。どこか別の場所へ行ってもいい。

学校では教えてくれない、本当に知りたいことを知りたいと思ったなら、家を飛び出して自然の中へ、図書館へ、別の街へ行けるといい。仕事を休んで夜まで眠ってもいい。心と体が明確なサインを出しているから。

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新鮮な空気を通すように

窓を開けて、昨日までと違う空気を通すように、求めていた新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込むように、まずは少しでも好きなことを出来るといい。好きな場所へ行けるといい。

息の詰まりそうな環境にいる僕たちは、爽やかな風の吹く場所を探す旅に出る。空気の間を風が自由に吹き抜けていく。

居たい時はいつまでも居てもいいし、帰りたくなったら帰るといい。そばに置いておくのも離れるのも自由な場所。

爽やかな風の吹く場所は、今日も新しい空気を取り入れています。

「ここにいてもいいんだ」と思える場所

爽やかな風の吹く場所は、待っていても向こうからやって来るものではなくて、自分が今までに通ってきた道の中に隠れているものです。

最初は目にしただけで通り過ぎて行った場所を、もう一度細かい所から思い出す事が必要になります。

一日一日を、たったひとりでコツコツと編み上げていった先につくられるものです。たったひとり、という点が大切です。心から求めている場所は、誰かの中には生まれません。自分の心の内側にだけ静かにひっそりと生まれる、源泉のような場所です。

必要なものばかりで周りを全て固めてしまうと、何か一つでも要素が欠けた時に満たされない場所になってしまいます。

削ぎ落とせる全てのものを削ぎ落として、最後に残ったひとつをこだわりとして持っておけば、その他は何でも自由でいいのです。風通しもきっと良くなる。

僕は、面白いと思えるものを素直に面白いと言える場所を、やりたいと思った内容をすぐ行動に移して形に出来る場所をつくっていきます。つくりたいものを形にする工場や、やりたい事を通す駅や、物事のスイッチになる場所です。

泉のように湧き出たアイデアを両手で掬って、もっと面白くなる方向へ移し変えて行くような、そんな場所です。

「ここにいてもいいんだ」そう思える場所は、あなたにはありますか。それは誰にも気負うことなく、外の世界のどこからも触れられない。あなただけが知っている、心から求めている場所のことです。

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