フィルム写真と旅する

地方に暮らす写真好きの日常

自由な風の吹く丘で

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長い雨と強い風の日が続いて、季節の変わり目を感じる日々です。

休日に曇りだったり雨が降ったり、台風が来たりと天気の崩れることが多いので、カメラは防湿庫にしまったまま、外に持ち歩く日が少なくなっています。

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部屋の中で過ごす時間が増えて、そろそろどこかへ行きたいな。久しぶりに長い旅行をしたい気分になったので、持っている写真集を幾つか開いてみました。

1枚、1枚とページを捲っていくと、行ったことのない異国の地の風が、光が、流れる空気が、フィルムやデジタルで撮られた写真の中に収められています。

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ひとつの旅を記録した写真集では、ページの始まりは旅の始まりであり、ページの終わりは旅の終わりでもあり、読んでいる途中はまるで写真家や語り手と一緒に旅に出ている感覚になります。

写真を眺めて、風景や被写体に写し込まれているものを読み取って、添えられた言葉に目を通すと、静かに誰かと語らいながら異国の地を歩いているよう。

写真集を眺めている時に心に浮かぶのは、朝の光の登る前、夕暮れの空の下、小高い丘の上を歩いている風景。やがて金色に包まれる眼下の街と、隣で群れになって揺れているススキの穂。

今日も明日もどこへでも行ける、どこへ行ってもいいと語りかけてくる風は、これから後に続く旅をより楽しく、穏やかで、自由な方向へと誘います。

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今度の休みは写真を撮りたいのだけど、また台風が近づいているみたいですね。

10月初めからのフィルムがまだニコンF3の中に残ったままです。そろそろ撮り切りたいなー。