安藤写真事務所

地方に暮らす写真好きの日常

息づき始める

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一度新しく始めたことは、
いつか終わってしまうのを知っている。
今は写真を撮らせて貰える人がいるけど、
やがて関係は終わってしまうのを知っている。

始めたことは、いつか終わります。
旅が夜の明かり、または朝の光から始まって、
同じ場所へ戻ることで終りを告げるのと同じに。

そうです、いつか終わってしまうんですよ。
僕たちのやっていることも、生きていることも。
今はいつだって旅の途中で、旅の終わりは必ずやってくる。

自分の気持ちがもう終わりだと告げるのかもしれないし、
何者かがピリオドを持ってやって来るのかもしれない。

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一人の人生、どこでどのように生きても、
誰かと一緒でも、一人だったとしても、
今目の前に見えるものが現実で、
頭の中にあることだって現実。
心が感じていることだって現実です。

目に見えるものは全て、
手に入れたいものは全て欲しいけど、
全てを手に入れることは出来ないから、
せめて明日吸う空気くらいは自分で選びたい。

どこで生きるか、誰と生きるか、
誰の人生を借りて、誰の人生を撮って生きるか、
人の力を借りて生きるしかないから、
ほんの少しだけでも自分で選んでいたい。

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写真の関係はいつも脆くて、
一瞬一瞬の光を捉えることに人生をかけて、
写真という形に残すことで、
長く旅を続けたい。

ずっと続けばいいなんて思いながら、
明日には消えてしまうかもしれない関係。

いつか終わるって実感した途端、
息づき、輝き始める。

そうだといいなあ。

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