安藤写真事務所

地方に暮らす写真好きの日常

GWは実家に帰省

f:id:andtr:20190511022928j:plain

GWは実家に帰省しました。
静かで、何にもなくて、高齢化の進む街へ。
山の自然に囲まれた、薄曇りの街へ。

何にもないけど、青く澄んだ空と、
穏やかな気候と、晴れた日には柔らかな光が差します。
風が強く吹くこともなく、時間はゆっくりと流れます。
他の場所の1ヶ月が、この街では1年に感じられる程に。

本当に静かで落ち着いていて、娯楽も何もないので、
体が落ち着いて、気持ちものんびりとしてきます。
自分の好きなことに集中するのにいい環境です。

f:id:andtr:20190511022953j:plain

一日の午前と午後を、それぞれ1点ずつに思い切り使えます。
数多くの作業を細切れにこなすより、
真っ白で大きな紙を広げて、点を打ち、線を引き、絵を描き始める。
そんな感覚に似ています。

人と会う機会も、面白いものに出会う機会もとても少ないけれど、
自分から面白いことを探したり、好きなものを作ることの楽しさを、
この街で知りました。

何にも無い空白の場所の方が落ち着くのは、生まれ育った場所だから。
学生時代を過ごし、本や映画を好きになり、ものを作ることを好きになったのは、
心に引っかかるものを探し、集めて、組み立てることの楽しさを、
この街で覚えたから。

f:id:andtr:20190511023246j:plain

月日の経った今では、穏やかな気候と、静かな街があれば充分です。
いい光があるから写真も撮れます。

実家の棚の中から、祖父の撮った写真を見つけました。
祖父の使っていたフィルムカメラも出てきました。
PENTAX SPとCanon Demiで沢山撮っていたみたいです。

50年ほど前、祖父の撮った写真の中には、
祖母や母やおいちゃん(母の弟)、祖父の仕事仲間の姿が沢山写っていました。

人を撮った写真にはどれも味があって、
厳しくも情を大切にしていた祖父の人柄を感じます。

当時としては珍しいくらいに残された沢山の写真から、
自分の子供達、そして祖母のことをとても可愛がっていたのだと、
周りの仲間や友人達にとっては人懐こい人だったのではないかと、
祖父の暮らした日々を想うGWとなりました。

f:id:andtr:20190511023321j:plain

【関連記事】