安藤写真事務所

地方に暮らす写真好きの日常

沈み込む日々

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心地良い時間を今日も明日も過ごしたくて、今を生きています。
呼吸をして、ものを食べて、どうして生きているの?と問われると、好きな時間を一人や誰かと過ごしたいから。そう答えます。

今日の夕暮れのひと時は、いい時間だったなあ。日中は明るかった太陽が段々と西の空に落ちて、雲の間に隠れたり出てきたりしながら、橙々と群青の空に溶けていく。

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光が消えて真っ暗な夜になれば、やがて明日がやって来るのだけど。いつまでも今日を残しておきたくなるような名残惜しい空。休日の最後の光をいつまでも受け取ったままの名残惜しい街。

作りたいものを作っていたいなあ。今日も明日も明後日も。1ヶ月が過ぎ、1年が過ぎ、10年経った後に、あの日々もあの日々も、作ることに集中していた。

好きなことに、その時表現したいことに集中していた。そう振り返られるように。

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位置について、ヨーイドンで走り始める毎日から距離を置いて、僕は僕の、私は私の時間を進み始める。
同じ場所に長い時間居るのもいい。動きたくなったら別の場所に行くのもいい。

ただ日々の中に、自ら沈み込みたくなる心地良い時間があれば。
集中して一本の糸の張り詰めた、ものづくりの時間があればいい。

今日も僕は作って出す。呼吸をするように途方も無いことを考えている。毎日少しずつ、時に一遍に形になっていく。

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手を伸ばせばすぐには引き返せない、どこまで潜っても底の見えない、深く澄んだ水溜りのような。

濁っている訳ではなくて、潜って行く程に層がある。

沈み込んでいく旅をどこまで辿り着けるかな。今夜も旅が始まります。

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