安藤写真事務所

地方に暮らす写真好きの日常

夢という絵の具

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夢という絵の具で絵を描く。イメージという筆で線を引く。目に見えているものは現実。では、肌が感じているものは。心の中にあるものは。

夢はいつまでも手の届かない、幻のようなもの。空気のようなもの。

掴んでは消える。消えたと思えば掴んでいる。実体はなくて、食べられないから満足しない。手元に置いておけないから独占できない。

どこにあるの?と言えばどこにでもあって、本当はどこにもいない。限られた場所にひっそりといる。そういうもの。

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きっと、いつも見えない方が面白くて、特別な場所ではなく、その辺に隠れているから探したくなって、見てみたくなって、近くて遠い。

探しに行こうと思う。描きたいものを描くための絵の具を。夢という装置を。

そうです。夢はゴールではなくて、また次の線を引くためのイメージへと続く、絵を描くための装置。

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歩みを進めれば置かれてある夢に気づくから、自分の目で見つけて、肌で感じ取ることが出来たなら。夢の扉をくぐり抜けて通過していく。

アーチのような、ゲートのような。雨上がりの虹を見つけた時に、その下をくぐってみたくなるのと同じに、

大きな山や高い建物、広い海を目にした時に近づいてみたくなるのと同じに、夢はある。

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どこかに、どこにでもある。枯れた木に葉を描くのはイメージ。緑の色を塗るのは夢。

花を咲かせるのは心。今日を生きる、私の心。