フィルム写真と旅する

地方に暮らす写真好きの日常

劇団の稽古風景を撮ってます

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徳島の劇団まんまるで写真を撮ってます。という内容は以前お伝えしましたが、劇団は公演の本番に向けて稽古をするもの。という事で舞台上の写真だけではなく稽古時の風景も撮影しています。

現在は6月2日(土), 3日(日)に高知市にあるアートゾーン藁工倉庫 [蛸蔵] という場所で行われる、劇団まんまる第4回公演『吃音ヒーロー』in 高知の鋭意稽古中なのです。

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本番まであと1週間を切りました...!6/2の土曜19時には1回目の本番を迎えています。

数日後には高知の蛸蔵にまんまるの劇団員の声が響いているんですね。あと数日後だけどまだはっきりとイメージが湧きません。離れた場所で初めてのことも多いからかもしれません。

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先日、吃音ヒーローの稽古写真を撮っていてふと懐かしい気持ちを思い出しました。それはもう何年も前のこと。日常生活の中で振り返る機会の少なかった思い出のお話です。

大学を卒業後の就職して間もない頃、自分の給料で買った初めての大きな買い物。それはNikonのデジタル一眼レフカメラでした。

当時よく見ていた写真日記のWebサイトがあって、そこの管理人さんが使っているカメラがCanonのデジタル一眼カメラだったのだけど、僕もカメラが欲しい!こういう写真を撮りたい!と思って電気屋で実際に触ってみた所、当時一番しっくりきたのがNikonのカメラなのでした。

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カメラを買ってすぐの頃はどこへ行くにもバッグに入れて持ち歩いて、撮った写真全部がどういう風に写っているのか気になって、家に帰ってPCの大きな画面で見るのが楽しみで、本当にちょっと気になったもの全部を撮っていました(今でもデジタルからフィルムになっただけであまり変わりません)

その内に同じようにカメラが好きな友人と撮影旅行に出掛けたり、被写体をお願いするようになったり、撮った写真をWEB上にアップし始めたり(これも今でも全然変わりません)

何かいいな、気に入った写真が撮れるのは気持ちいいなという感覚から始まって、続けていく中でこれだ!と思えるものが僕にとってはカメラと写真でした。

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カメラは夢の詰まった箱。写真は実際に目にした風景にかける魔法のようなものでした。

写真を本腰入れて始めた頃から定期的に撮らせて貰っている被写体さんもいるけど、もう何年も前からの間柄なので、今では皆結婚したり仕事が忙しかったり県外へ引っ越してしまったりと、当時の友人達と集まる機会は殆ど無くなってしまいました。

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今回の吃音ヒーローの稽古を見ていて、そんな昔の記憶が蘇りました。

カメラを始めた事がきっかけで出会って仲良くなった友人達のこと。皆の写真に収めた笑顔が眩しかった楽しい日の思い出。過ぎた時間は戻ってこないけど、たまにはゆっくりと会うのもいいかもしれない。

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そして昔を懐かしむ程、僕の中では時間が経っていないこと。まだまだ自分のやりたいことに前を向いて進んでいきます。

映画や小説や音楽には、人の持つ懐かしい気持ちや隠れていた思い出を掘り起こすスイッチがあって、演劇にも写真にも同じように人の心の扉を開けるスイッチが備わっています。

人の記憶に残る写真を撮りたい。まずは自分自身の記憶に残せるように。ものを作って、作っている間は表現したい事や伝えたい事に一点集中して、届けたい人に届けと願う。今隣にいる人にも、もう会えなくなったあの人にも。

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吃音ヒーロー in 高知。観に来て頂いたお客様一人一人の心にどんな記憶を残すのでしょう。物語の幕が開くまであと少しです。