フィルム写真と旅する

地方に暮らす写真好きの日常

新しく始めた事とこれから

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この夏新しく始めたこと。それは「行きたい場所に行って、会いたい人に会う」こと。今まで繰り返し書いてきたし、何だ普通じゃないかとお思いかもしれませんが、そうです。当たり前のことです。ちょっと待ってください。

これまでは自分の見たいものをその場所まで見に行って、自分の撮りたいものをただ撮ってきたのですが、そろそろ自分一人だけの想像の枠から抜け出してみようと思い、今までより外へ出て写真を撮ることを始めました。

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外へ出るというのは、文字通り家のドアを開けて外に出ることだったり、県外などへ遠出をしてまだまだ知らない世界に触れるという意味でもあります。

今までも同じように旅をして写真を撮ってきたけど、これからはより意思を持って写真を撮ったり、また写真以外の事にも挑戦してみようと考えています。

何をしていても、写真を撮って残すという行為が最後にやって来るのは変わりありません。好きな時間や空間、世界をカメラを使って写真という形に残す。そこに至るまでの過程に今まで経験した事のない枠組みやルール、新しいイメージを加えてみようという試みです。

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長い間もの作りを続けていく為のエネルギーを実際に体感したいと思い、カメラマンとして友人の主催する劇団に所属しました。

自分一人だけだと好きな時にどこへだって行けて誰にだって会えるのだけど、そこに「ゼロから何かを生み出し、作り続ける人達」がもつ力、ある種の負荷を加えることで自分の撮る写真に何か変化が現れるかもしれない。というイメージを持って劇団に関わらせて貰っています(そしてそれは実際に変わりました。)

人の持つ物語を写真という形で残したい。人と自然、人と街、人と人が関わり合って織り成す人生という物語。その中のほんの一瞬の時、ほんの一日や数時間を写真に換えて残したい。そういう思いで写真を撮っています。

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何でもないような普通の一日も、他の誰かから見れば、また大切な人と一緒なら掛け替えのない特別な一日になる。毎日歩き慣れた道も、見慣れた風景も、初めてその場所を訪れる人からは初めて見る新鮮なものに映る。

様々な人や場所、時間の中に流れるいつもの日常、当たり前の風景を、ほんの少しだけ特別なものに感じられるよう、軽やかな風のような空気をお届け出来ればと思います。

いつかどこかでお会いしましょう。あなたの街で、知らない街で。直接顔を合わせるかもしれないし、これまでのように写真を通してかもしれません。

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大切な日も思い出も、撮った写真を見返せばいつだって旅をした時間に一瞬で戻ることが出来ます。仕事の日も学校のある日も写真があれば旅の空気を感じることが出来ます。

人生という物語は旅と写真によって一本の線へと繋がっていく。今僕もあなたも歩いているし、これからも歩き続けるでしょう。いつか記憶は薄れてしまっても、残した写真は全てを覚えています。

目を閉じた時に浮かぶ思い出と、肌が覚えている記憶。綺麗なのに切ない、楽しいのに儚い。そんな心の手触り感を大切に撮っていきます。